精選版 日本国語大辞典 「出次第」の意味・読み・例文・類語
で‐しだい【出次第】
- 〘 名詞 〙 口から出てくるままのでたらめ。でまかせ。
- [初出の実例]「わが年も今朝老て二度児の楽とあどなきことば、ふつふと出次第、しからば怒れしかるとままよ」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)
- 「われらが針は薬師如来御夢想の直伝などと口から出次第てがらばなし」(出典:黄表紙・色競手管巻(18C後‐19Cか)三)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...