出渋(読み)だししぶる

精選版 日本国語大辞典 「出渋」の意味・読み・例文・類語

だし‐しぶ・る【出渋】

〘他ラ五(四)〙 出すことを渋る。金銭などを出し惜しむ。
※生まざりしならば(1923)〈正宗白鳥〉「はじめ高い謝礼を出渋(ダシシブ)った夫が」

で‐しぶ・る【出渋】

〘自ラ五(四)〙 外出するのをためらう。
珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉一〇「丁乙君は新婚早々だから〈略〉兎に角無暗に出渋(デシブ)るし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android