…畿内各地の馬飼部の村から造(みやつこ)に率いられた馬飼部の集団が交代で馬司(うまのつかさ)に勤務したように,ここでは多く官司への上番制が採用され,官人制発展の一つの基礎となった。8世紀に整備された律令制においては,職事(しきじ),内舎人(うどねり),散位五位以上や地方でも郡司,軍毅,医師などは長上(ちようじよう)(日勤)であったが,史生,官掌,大舎人以下の諸舎人,兵衛,伴部,使部,散位六位以下は分番(番上)と定められていた。雑任以下の下級の者と宿衛を必要とする軍事警察的な職種に分番制が採用され,律令官人制の身分区分を支える一つの条件ともなっていた。…
…またその方式で勤務する下級職員。分番ともよばれ,長上(ちようじよう)と対置されるが,順番をつくって交替で勤務するのがたてまえである。諸官庁の構成のなかで,雑任(ぞうにん)クラスの下級職員は,いずれも番上である。…
※「分番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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