分解熔融(読み)ぶんかいようゆう(その他表記)incongruent melting

岩石学辞典 「分解熔融」の解説

分解熔融

固体化合物が,それ自体の組成液体に熔融せずに,新しい固体と液体を作って分解すること.二成分系では特定の温度で二固体と一液体が共存し,反応が完結するまで温度は一定のままである.結晶質固相が熔融過程で分解を起こし,もとの結晶の組成と異なる第二の結晶相と液相とになる現象である[キンガリーほか : 1980, 吉木 : 1959, 片山ほか : 1970].このときの温度を分解熔融点(incongruent melting point)という.非調和融解[中村, 坂野 : 1978],不一致熔融[橋本 : 1968],分解融解[中村, 坂野 : 1978, 久保ほか : 1987].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む