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分解 ブンカイ

デジタル大辞泉の解説

ぶん‐かい【分解】

[名](スル)
一つに結合しているものを、要素や部分に分けること。また、分かれること。「時計を分解する」「空中分解」「分解掃除」
数学で、考察の対象をより簡単な対象に分けること。「因数に分解する」
化合物が、化学変化により、2種以上の単体や基礎的な化合物に分かれること。「水を酸素と水素に分解する」「電気分解
力・速度などのベクトルで表される量を、その成分に分けること。

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大辞林 第三版の解説

ぶんかい【分解】

( 名 ) スル
一つにまとまっていた物がいくつかに分かれること。また、分けること。 「自転車を-する」
一つの化合物から、複数のより簡単な化合物または単体が生成する現象。またその反応。
事の道理を細かく分けてとくこと。 「看官宜く下文の-を読て知る可し/花柳春話 純一郎

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分解
ぶんかい
decomposition

一つの化合物が成分単体、あるいはもっと簡単な化合物に分かれることで、化合、合成とは逆の過程をさす。すなわち、AB―→A+Bのような場合である。
 分解には通常は他からエネルギーの供給が必要であり、そのエネルギー源によって、熱分解、光分解、電気分解、放射線分解などとよぶ。たとえば、塩化銀AgClは銀(Ag)と塩素(Cl)に光分解する。化学反応に伴うものとしては、酸化分解、還元分解、加水分解や加安分解(アンモノリシス)、そのほか溶媒との結合生成によって成分イオンに分かれたりするものの総称である加溶媒分解などがあげられる。これはソルボリシスsolvolysisという。
 生体内でも酵素の作用によっていろいろな分解反応がおこっているのだが、通常はこちらはあまり「分解」とは意識されず、消化、発酵、腐敗などの生物化学反応(代謝)の一部とされている。しかし、本体は前述の酸化、還元、加水分解反応の複雑な組合せである。公害処理などに用いられる嫌気性分解は、つまりメタンガス生成発酵にほかならないことからもこのことはよくわかる。泥炭の生成なども還元分解反応の結果である。[山崎 昶]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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