分類階級(読み)ぶんるいかいきゅう(その他表記)rank,category

知恵蔵 「分類階級」の解説

分類階級

リンネ以来の分類体系において、様々な分類群(タクソン)の階層関係を示すために設けられたランク。通常は種、属、科、目、綱、門、界の7階級からなる。共通の特徴をもつ種が属に、属が科にまとめられるという手順を繰り返して、すべての種は、戸籍のような形でそれぞれ目、綱、門、界にいたるまでの固有の分類階級をもつ。たとえば、トノサマガエルは、アカガエル属、アカガエル科、無尾目、両生綱、脊椎動物門、動物界に分類される。類縁関係をより精密に表すのに上記の7階級で足りない時には、それぞれの分類階級の頭に亜、上、下などをつけて細分したり、族、連、節、系などの新たな分類群を設ける。

(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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