精選版 日本国語大辞典 「切り損ず」の意味・読み・例文・類語
きり‐そん・ず【切損】
- 〘 他動詞 サ行変 〙
- ① 切りそこなう。
- [初出の実例]「首のまはりにかかるものもなく世に切りよげなり。いかにきりそんずべきと待給ふも知らずして」(出典:義経記(室町中か)二)
- ② 切って傷つける。殺傷する。
- [初出の実例]「辛き命生きたれど、腰きり損ぜられて、かたはに成りにけり」(出典:徒然草(1331頃)八七)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...