刷く(読み)ハダク

デジタル大辞泉 「刷く」の意味・読み・例文・類語

はだ・く【刷く】

[動カ下二]なでつける。かきなでる。
「あけくれになで―・け奉りて」〈古活字本保元・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刷く」の意味・読み・例文・類語

はだ・く【刷】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. なであげる。かきなでる。さする。
    1. [初出の実例]「年比日来宮づかひ、旦暮になではだけ奉りて」(出典:保元物語(1220頃か)下)
    2. 「ウマヲ fadaquru(ハダクル)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. かき落とす。こそげおとす。
    1. [初出の実例]「刮(ハタケ)(のこふ)ことを知ると、創を覆ふことを知ると」(出典:大智度論天安二年点(858)二)

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