前砂村(読み)まえすなむら

日本歴史地名大系 「前砂村」の解説

前砂村
まえすなむら

[現在地名]吹上町前砂・筑波つくば一―二丁目

ふくろ村の南西に位置し、北部を元荒川が南流する。中山道が通り集落は低い自然堤防上にある。足立郡おし領に属した(風土記稿)。慶長一二年(一六〇七)一〇月の足立郡箕田内前砂村御検地水帳(江原家文書)によると反別田九町六反余・畑二四町四反余・屋敷一町三反余。田園簿では高三四八石余、反別田一〇町九反余・畑三七町二反余で、幕府領。寛文四年(一六六四)旗本山岡領となったと伝えるが(風土記稿)元禄一二年(一六九九)には忍藩領となり幕末に至る(同年「阿部氏領知目録」阿部家文書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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