元禄(読み)ゲンロク

大辞林 第三版の解説

げんろく【元禄】

年号(1688.9.30~1704.3.13)。貞享の後、宝永の前。東山天皇の代。
を比喩的に使って〕 文化・経済などが栄える天下太平の世。 「昭和-」
「元禄袖」の略。
「元禄模様」の略。

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日本の元号がわかる事典の解説

げんろく【元禄】

日本の元号(年号)。江戸時代の1688年から1704年まで、東山(ひがしやま)天皇の代の元号。前元号は貞享(じょうきょう)。次元号は宝永(ほうえい)。1688年(貞享5)9月30日改元。東山天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『宋史志(そうしし)』『文選(もんぜん)』を出典とする命名。元禄年間の江戸幕府の将軍は徳川綱吉(つなよし)(5代)。同年間の上方を中心に爛熟した文化が隆盛し、元禄文化と呼ばれている。1688年(元禄1)に井原西鶴(さいかく)が『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』を著し、翌年には松尾芭蕉(ばしょう)が「奥の細道」の旅に出発した。また、1688年(元禄1)に柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が綱吉の側用人(そばようにん)に就任している。1701年(元禄14)、赤穂藩藩主の浅野長矩(ながのり)(内匠頭(たくみのかみ))が、江戸城内の松の廊下で吉良義央(きらよしなか)(上野介(こうずけのすけ))に刃傷(にんじょう)に及び、切腹する事件が発生した。これが原因で、翌年12月には吉良邸への赤穂浪士の討ち入り(赤穂事件)が起こった。

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