剛臆(読み)ゴウオク

デジタル大辞泉 「剛臆」の意味・読み・例文・類語

ごう‐おく〔ガウ‐〕【剛臆】

《古くは「こうおく」とも》剛勇と臆病。
大男の―は知らねども、よそより見けるには、あはれ大将かなとぞおぼえける」〈平治・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「剛臆」の意味・読み・例文・類語

ごう‐おくガウ‥【剛臆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「こうおく」 ) 強くて勇気があることと、気が小さくて物おじすること。剛勇と臆病。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「命有てこそ軍をもし、剛臆(カウヲク)をもあらはさめ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)

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