劉金標(読み)リュウ・キンヒョウ(その他表記)Liu Jin-biao

現代外国人名録2016 「劉金標」の解説

劉 金標
リュウ・キンヒョウ
Liu Jin-biao

職業・肩書
実業家 巨大機械工業創業者

国籍
台湾

別名
別名=キングリュウ〈King Liu〉

経歴
高校卒業後、父の貿易会社に入社。3年後に独立して製材会社を設立したのを皮切りに、起業家として炭酸カルシウム工場、缶詰工場、運送会社、ウナギ養殖業などを手がける。台風でウナギの養殖がつまずくと米国の自転車ブームに目を付け、1972年巨大機械工業を設立して自転車工業に乗り出す。’81年台湾で自社ブランドの自転車販売を開始。’86年より「ジャイアント」(Giant)ブランドの世界展開を始め、一代で世界一の自転車メーカーに育て上げた。2002年世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスのスポンサーとなる。自転車には新車試乗で乗る程度だったが、自転車での台湾一周を目指す青年を描いた映画に触発されて練習を始め、2007年自社製品で台湾1周927キロを15日間で、2010年には北京〜上海間1668キロを20日間で走破して話題を呼ぶ。2012年には日本の愛媛と広島を結ぶ瀬戸内しまなみ海道を走って自転車の魅力を伝えた。2014年台湾1周927キロを、前回より3日短い12日間で完走した。“標兄”と親しまれる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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