動的再結晶作用(読み)どうてきさいけっしょうさよう

最新 地学事典 「動的再結晶作用」の解説

どうてきさいけっしょうさよう
動的再結晶作用

dynamic recrystallization

結晶変形によって蓄えられた歪みエネルギーを駆動力にして,変形と同時に生ずる再結晶作用。そのメカニズムは,基本的に亜結晶粒回転(subgrain rotation)と粒界移動(grain boundary migration)の二つに大別されると考えられている。前者は亜結晶粒界に沿う転位の蓄積によって,隣り合う亜結晶粒間の方位不一致(misorientation)が増加し,その結果,母晶が多数の方位の異なる結晶に分割される現象。後者は,何らかの原因で核形成した再結晶粒子が,隣接する再結晶粒子を粒界移動によって侵食して成長する現象。定常変形によって形成された動的再結晶粒子の粒径は,主として差応力に依存しており,地質時代の造山帯や剪断帯が被った古差応力を推定するのに用いることができる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 竹下

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む