勘注(読み)カンチュウ

デジタル大辞泉 「勘注」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちゅう【勘注】

調査して記録すること。また、その文書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勘注」の意味・読み・例文・類語

かん‐ちゅう【勘注】

  1. 〘 名詞 〙 調査したり、計算したりして記録すること。また、その文書。
    1. [初出の実例]「若其往々領請、而寺家不在者、其散去之由及見在之数勘注申送者」(出典正倉院文書‐天平宝字八年(764)九月四日・奉写御執経所請経文)

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世界大百科事典(旧版)内の勘注の言及

【勘文】より

…〈勘〉はかんがえるの意。勘状,勘注あるいは注進状ともいい,先例を上申したものは勘例ともいう。勘文の内容はきわめて多種類にわたるが,おおむね朝廷の諸事は太政官の外記と史が,日時・方角については陰陽道,日・月食の時刻は暦・算・宿曜道の諸家が,改元の年号は儒家が,犯罪人の量刑については法家が勘申した。…

※「勘注」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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