勝浦千浪(読み)カツウラ チナミ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「勝浦千浪」の解説

勝浦 千浪
カツウラ チナミ


職業
女優

本名
川村 寿恵

生年月日
大正12年 2月10日

出生地
高知県 高知市

学歴
済美第三尋常小卒

経歴
昭和11年大阪松竹少女歌劇団(OSK日本歌劇団)に入り、「パレドラムール」で初舞台。大阪・千日前の大劇を本拠地に、戦前戦後を通じて活躍。トップスターとして京マチ子とのコンビでOSKの黄金時代を築いた。のち東京の松竹少女歌劇公演にも大阪側から特別参加して、「春の踊り」(17年)「緑のカーニバル」(23年)「歌舞伎おどり」(27年)などの舞台に出演。この間25年ファンタジー映画「夢を召しませ」で映画デビュー。29年東映京都に入り、「変化大名」前後編(29年)「やくざ大名」(31年)や「旗本退屈男」シリーズなどに出演したあと、47年松竹新喜劇に入り、京都・南座「黄金餅大福帳」(55年)など多くの公演に参加した。61年退団、芸能活動を引退した。

受賞
大阪市市民表彰(文化功労)〔昭和58年〕

没年月日
平成14年 1月27日 (2002年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android