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旗本退屈男

デジタル大辞泉の解説

はたもとたいくつおとこ〔はたもとタイクツをとこ〕【旗本退屈男】

佐々木味津三の作品。直参(じきさん)旗本、早乙女主水之介(さおとめもんどのすけ)を主人公とする一連の時代小説。昭和4年(1929)から「文芸倶楽部」誌に連載。全11話。昭和5年(1930)の古海卓二監督による映画化をはじめ、映画・テレビドラマ作品も多数製作された。

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世界大百科事典 第2版の解説

はたもとたいくつおとこ【旗本退屈男】

佐々木味津三(1896‐1934)の同名の時代小説(1929‐31)の映画化で,はでな衣装に諸羽流青眼くずしの太刀さばき,そして眉間に三日月傷の主人公,退屈男こと早乙女主水之介は,戦前戦後を通じて市川右太衛門の当り役になった。1930年の市川右太衛門プロダクション製作,古海卓二監督《旗本退屈男》から63年の佐々木康監督による東映作品《旗本退屈男・謎の竜神岬》まで30作が作られている。山田洋次監督,渥美清主演の松竹作品《男はつらいよ》シリーズ(1969年から95年まで全48作)が出るまでは,日本映画史最長の人気シリーズであった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の旗本退屈男の言及

【市川右太衛門】より

…香川県丸亀市出身。最大の当り役は〈旗本退屈男〉シリーズ。〈退屈男〉の異名をとる旗本・早乙女主水之介が,高笑いとともにけんらんたる衣装で登場し(その柄はほとんど右太衛門本人のデザインで,1本の作品の中で数点は着替えて見せた),悪人どもを大きな目ではったとにらみつけるや,額の三日月傷を指さして〈天下御免の向こう傷〉と名のりをあげる姿が人気を呼んだ。…

※「旗本退屈男」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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