ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「化粧板印刷」の意味・わかりやすい解説 化粧板印刷けしょうばんいんさつ 建材用化粧板に施す印刷。主としてグラビア印刷が用いられる。化粧板には塩ビ鋼板といわれるものとベニア合板がある。塩ビ鋼板は耐熱性の塩化ビニルに木目などを印刷して,鋼板またはアルミ板などに加熱張合せしたものが多く,電気器具,建材などに使われる。木目合板はチタン紙,オーバーレイ紙などに木目印刷をしたのち,フェノール樹脂,メラミン樹脂,ポリエステル樹脂のモノマー溶液を含浸させてベニア合板に加熱加圧して張合せる方法がとられ,家具などに広く使用されている。商品価値を高めるため,製品の表面にエンボス加工を施すこともある。また,ベニア合板の上にアンダーコート (下塗り) をしておいて,グラビアオフセット方式で,直接印刷する方法もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by