北京図書館(読み)ペキンとしょかん(その他表記)Běi jīng tú shū guǎn

改訂新版 世界大百科事典 「北京図書館」の意味・わかりやすい解説

北京図書館 (ペキンとしょかん)
Běi jīng tú shū guǎn

中国,北京にある図書館。前身は京師図書館(正しくは学部図書館)で,1909年(宣統1)に張之洞奏請を受けて作られ,繆荃孫(びゆうせんそん)が監督となった。12年に江瀚が館長に就任し一般公開を行ったので,この年を現在では創立年としている。28年に国立北平図書館と改称,翌年北平北海図書館と合併,31年北海西岸の現在の地に移った。解放後北京図書館となり,82年より中国国家図書館を正式館名とする。《国立北平図書館善本書目》《北京図書館善本書目》がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 勝村

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android