北朝鮮核危機

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北朝鮮核危機

北朝鮮寧辺で進めた核開発計画を巡り、米朝間の緊張が1990年代以降、高まった。北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の査察を拒否した後の94年、米国は寧辺への限定攻撃を検討したが外交努力を優先、カーター元米大統領の訪朝で危機はいったん収束した。米朝枠組み合意で北朝鮮は核開発を凍結するが、2002年にウラン濃縮計画が問題化、寧辺での活動も再開した。03年から6カ国協議を通じた外交解決が模索されたが、09年以降は開かれていない。金正恩体制は核実験と弾道ミサイル発射を繰り返し、トランプ米大統領が軍事オプションを示唆する中、危機が再燃している。

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