十二軒丁(読み)じゆうにけんちよう

日本歴史地名大系 「十二軒丁」の解説

十二軒丁
じゆうにけんちよう

[現在地名]仙台市八幡はちまん一―二丁目・広瀬町ひろせちよう

中島なかじま丁東部の北裏にある侍屋敷で、屋敷が一二軒あったのでこの町名があるという(仙台鹿の子)。西は八幡町(龍宝寺門前町)。東は土橋どばし通だが、境をともえ川が流れ、へくり沢という渓谷をなしていた。往時は沢底に下り、また上るという不便な場所であったため、土橋通南詰より北三番きたさんばん丁と中島丁を結ぶ土橋が、寛永二〇年(一六四三)頃から一三年を費やして完成したという(残月台本荒萩)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android