十二軒丁
じゆうにけんちよう
[現在地名]仙台市八幡一―二丁目・広瀬町
中島丁東部の北裏にある侍屋敷で、屋敷が一二軒あったのでこの町名があるという(仙台鹿の子)。西は八幡町(龍宝寺門前町)。東は土橋通だが、境を巴川が流れ、へくり沢という渓谷をなしていた。往時は沢底に下り、また上るという不便な場所であったため、土橋通南詰より北三番丁と中島丁を結ぶ土橋が、寛永二〇年(一六四三)頃から一三年を費やして完成したという(残月台本荒萩)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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