半微量分析(読み)ハンビリョウブンセキ

化学辞典 第2版 「半微量分析」の解説

半微量分析
ハンビリョウブンセキ
semimicroanalysis

分析試料10~100 mg 程度を用いて分析する場合の総称常量分析微量分析との中間の量の試料を用いるので命名された.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の半微量分析の言及

【微量分析】より

…とくに後者を区別する場合には痕跡分析trace analysisという用語を用いる。化学分析では取り扱う試料の量により,常量分析macro analysis(~0.1g以上),半微量分析semimicro analysis(10~20mg),微量分析micro analysis(~1mg),超微量分析ultra micro analysis(~1μg)などと便宜上分ける。 微量分析法は1926年ころオーストリアの化学者エーミヒFriedrich Peter Emich(1860‐1940)により系統化されたが,F.プレーグルによる有機微量分析法の開発や,ファイグルFritz Feigl(1892‐1971)による点滴分析法spot test(斑点分析)の開発などが大きな貢献をしている。…

※「半微量分析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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