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微量分析 ビリョウブンセキ

デジタル大辞泉の解説

びりょう‐ぶんせき〔ビリヤウ‐〕【微量分析】

試料中の微量成分、または、微量の試料について行う化学分析。ふつう、扱う試料が1~10ミリグラム程度をいう。

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百科事典マイペディアの解説

微量分析【びりょうぶんせき】

特に微量の試料を対象にして行う分析をいう。通常1〜10mg程度あるいはそれ以下の試料を用いて行うのでミリグラム分析ということもある。有機化合物元素分析点滴分析顕微鏡による検鏡分析など各種の方法がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

びりょうぶんせき【微量分析 micro analysis】

微量分析は通常二つの意味に用いられる。一つは取り扱う試料の量が微量の場合であり,他は取り扱う試料の量によらず微量の成分を分析する場合である。とくに後者を区別する場合には痕跡分析trace analysisという用語を用いる。化学分析では取り扱う試料の量により,常量分析macro analysis(~0.1g以上),半微量分析semimicro analysis(10~20mg),微量分析micro analysis(~1mg),超微量分析ultra micro analysis(~1μg)などと便宜上分ける。

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大辞林 第三版の解説

びりょうぶんせき【微量分析】

1~10ミリグラムくらいの微量な試料を用いて行う化学分析。また、含有量が極めて少ない成分を対象とする化学分析。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

微量分析
びりょうぶんせき
microchemical analysis

きわめて微量の試料を扱って分析を行うことをいう場合と、きわめて含有量の少ない成分を分析することをいう場合とがある。前者では含有成分が微量であると常量であるとを問わないが、扱う試料としてはおおよそ1~10ミリグラム程度をさすことが多く、厳密な区別はない。半微量分析と超微量分析との中間に位置し、化学操作には特殊な小形の器具を使用し、秤量(ひょうりょう)は微量分析用に設計された微量天秤(てんびん)を用いて行う。一方、後者の場合は分析法の鋭敏度(感度)が問題となり、化学的手段だけで分析することが困難な場合が多く、最近では種々の機器を利用した高感度分析法を利用することが多い。[高田健夫]

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世界大百科事典内の微量分析の言及

【元素分析】より

…元素分析法は発見から現在まで,過去1世紀半の間に,それぞれの時代の技術革新を反映し,有機化学の発展とともに絶えず進歩を続けてきたが,そのなかでとりわけ時代を画する二つの大きな進歩がみられた。リービヒとデュマの時代は分析用試料の量として,マクロ的量(0.3~0.9g)を取り扱う元素分析法であったが,1910年ころ精密な微量化学てんびん(天秤)(0.000002gまで正確に測れる)が完成してから,試料量も数mg(0.003~0.005g)で分析できる微量分析法がオーストリアのF.プレーグルにより1911年から13年にかけて完成された。この微量分析法により,化合物によってはほんの微量しか入手できない貴重な有機物質の分析にも適用可能となった。…

【プレーグル】より

…1904年ドイツのF.W.オストワルトやE.フィッシャーのもとで化学を学んでグラーツに戻り,タンパク質や胆汁酸を研究した。少量の試料しか得られないこれらの有機化合物を分析するために微量分析法を創始,微量てんびんその他の装置をくふうして,数mgの試料から炭素,水素,窒素を正確に定量する方法を12年までに確立した。その後いっそうの改良を重ねてこれを完成し,微量天然物の化学的研究の基礎を築いた。…

※「微量分析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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