半縄村(読み)はんなわむら

日本歴史地名大系 「半縄村」の解説

半縄村
はんなわむら

[現在地名]愛川町中津なかつ

熊坂くまさか村の南西、中津川左岸にある。正保国絵図には半縄の地名はなく、元禄一三年(一七〇〇)牧野成春検地(「愛甲郡半縄村検地帳」中村文書、風土記稿)によって、熊坂村から分村して成立する。小田原衆所領役帳には津久井衆内藤左近将監「三拾貫文 東郡八菅熊坂村」とあるから、一六世紀中頃には三〇貫文の一部分をなしていた。

宝永三年(一七〇六)旗本久松領・佐藤領・久留領と幕府直轄領の四給地、享保一三年(一七二八)幕府直轄領を下野烏山藩領と旗本大久保領に分かち、四給地となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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