南木村(読み)みなぎむら

日本歴史地名大系 「南木村」の解説

南木村
みなぎむら

[現在地名]金田村神崎こうざき

北流する中元寺ちゆうがんじ川左岸、同川支流のたぎり川下流域と日王ひのお山系の東側に位置し、北は神崎村。南北朝期から地名がみえる。正平一一年(一三五六)の金田庄内金田村作田取帳(二階堂文書/南北朝遺文(九州編)四)に「南木久永」とみえ、金田庄内南木久永名であった。当地には条里遺構があり、条里の坪並は南東隅を一の坪、北東隅を三六の坪とする千鳥型であった。年月日未詳の金田村田畠注文(同文書/南北朝遺文(九州編)三)によれば、南木久永名内の「嶋ノ町三反」と「丁坪四反」が四郎左衛門入道分に、同じく「内田ノ内一反」が七郎兵衛に給分されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 境内 ワラ

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む