南木村(読み)みなぎむら

日本歴史地名大系 「南木村」の解説

南木村
みなぎむら

[現在地名]金田村神崎こうざき

北流する中元寺ちゆうがんじ川左岸、同川支流のたぎり川下流域と日王ひのお山系の東側に位置し、北は神崎村。南北朝期から地名がみえる。正平一一年(一三五六)の金田庄内金田村作田取帳(二階堂文書/南北朝遺文(九州編)四)に「南木久永」とみえ、金田庄内南木久永名であった。当地には条里遺構があり、条里の坪並は南東隅を一の坪、北東隅を三六の坪とする千鳥型であった。年月日未詳の金田村田畠注文(同文書/南北朝遺文(九州編)三)によれば、南木久永名内の「嶋ノ町三反」と「丁坪四反」が四郎左衛門入道分に、同じく「内田ノ内一反」が七郎兵衛に給分されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android