けい‐だい【境内】
※古梓堂所蔵文書‐延長七年(929)七月一四日・伊勢国飯野荘太神宮勘注「六大国里十七箇坪并七大国里二箇坪等、多気郡為
二境内
一、従
二古昔
一授給百姓口分田已了」 〔
韓非子‐内儲上〕
※続日本紀‐神護景雲元年(767)四月癸卯「祷二祀境内有レ験神祇一」
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デジタル大辞泉
「境内」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「境内」の読み・字形・画数・意味
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けいだい【境内】
社寺の建物を中心に,種々の宗教行事を行うためのしきりの内側。境内は古来から無税地が原則で,また守護不入の地として俗権の及ばぬところが多く,軍兵の乱入,喧嘩口論,乱妨狼藉(らんぼうろうぜき),生類の殺生が禁ぜられ,社寺の宰領にまかせられた。境内は神聖にしていわば平和な場所で,祭礼や法会(ほうえ)の当日,中世以来種々の芸能がよく興行された。能や狂言,流鏑馬(やぶさめ),犬追物,軽業(かるわざ),相撲,浄瑠璃,芝居,見世物,ときには博奕(ばくち)の興行がそれであり,とくに近世になると,祭礼当日の境内は庶民の解放の場となった。
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