博打の木(読み)バクチノキ

デジタル大辞泉 「博打の木」の意味・読み・例文・類語

ばくち‐の‐き【博打の木】

バラ科の常緑高木。関東以西の暖地自生樹皮灰褐色で、うろこ状にはげ、あとが紅黄色になる。葉は大形の楕円形。9月ごろ、白い小花が群生して咲き、翌年初夏に楕円形の黒紫色の実が熟す。葉からとれる液をばくち水とよび、鎮咳ちんがいに用いる。名は、樹皮がはげて丸裸になることを、博打に負けて裸になるのにたとえたもの。毘蘭樹びらんじゅ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android