共同通信ニュース用語解説 「原子力機構の被ばく事故」の解説
原子力機構の被ばく事故
茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで6月6日、作業員5人が金属製の貯蔵容器を点検で開けた際、ビニールバッグが破裂、放射性物質が飛散した。5人は医療施設で放射性物質の排出を促す薬剤治療を受け、全員の尿から微量のプルトニウムなどが検出され内部被ばくが確認された。今後50年間の内部被ばく線量の推計は最も高い1人が100ミリシーベルト以上200ミリシーベルト未満で、発がんリスクが0・5%上がるという。4人は「健康被害が出ない」とされた。原子力規制委員会の立ち入り検査で、作業手順の一部で保安規定違反が指摘されている。
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