厳星(読み)イカボシ

デジタル大辞泉 「厳星」の意味・読み・例文・類語

いか‐ぼし【厳星】

《「いがぼし」とも》かぶとの一。兜の鉢板をはぎ合わせるためのびょうの頭で装飾を兼ねたもののうち、特に大きくいかめしいもの。いらぼし。

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精選版 日本国語大辞典 「厳星」の意味・読み・例文・類語

いが‐ぼし【厳星】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いかぼし」とも ) 兜の星の一つ。兜の鉢板を矧(は)ぎ合わせるための鋲(びょう)の頭で装飾を兼ねたもののうち、特に大きくいかめしいものをいう。苛星(いらぼし)

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世界大百科事典(旧版)内の厳星の言及

【冑∥兜】より

…これには鉢を1枚の鉄板で打ち出し,筋を伏せ鋲を打った一枚張筋伏星冑(いちまいばりすじぶせのほしかぶと)と,5枚あるいは10枚以上の台形板金をはぎあわせて鋲留めしたものとの2種がある。とくに星のいちじるしく大きいものを厳星(いがぼし)といっている。そのほかには片白(かたしろ),二方白(にほうじろ),四方白(しほうじろ)などがある。…

※「厳星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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