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装飾 ソウショク

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デジタル大辞泉の解説

そう‐しょく〔サウ‐〕【装飾】

[名](スル)飾ること。美しく装うこと。また、その装い・飾り。「店内を装飾する」

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世界大百科事典 第2版の解説

そうしょく【装飾】

工作品の面(表,裏,側),人体の部分,あるいは一定の広い空間に人為的に加工し,視覚や触覚を通じて美的快感をおこさせるようにしたものの成果をいう。工作品は小は日常の器物,武具,図書の類から大は船首や各種の建築に及んでいる。図書の装飾は装丁,建築のそれは建築装飾と呼ばれている。中世写本の彩画装飾はイルミネーション(写本画)であり,日本の写経にはとくに装飾経なるものがある。工作品の面はたとえば壺の取手のような立体的な部分の外面をも含む。

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大辞林 第三版の解説

そうしょく【装飾】

( 名 ) スル
美しく飾ること。また、そのかざり。 「壁面を-する」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

装飾
そうしょく

語義的には、事物を飾ること、装うこと、またそれに用いるものをいう。英語のデコレーションdecorationがだいたいこれにあたるが、たとえば建物の内部を彫刻・絵画・調度品・敷物などで全体的・組織的に飾ることをデコレーションというのに対し、壁面や柱・置物など特定の対象の表面を模様などで飾ることをオーナメントornamentとよぶこともある。しかし両者の区別はかならずしも明快ではない。
 装飾は本来何かを飾るのであるから、それだけで独立できる存在(または行為)ではないが、それでも単なる添え物の域を超えて重要な意味をもつものとなる場合がある。人間の身体に施される直接的な飾りの一つである化粧や服飾を考えてみても、それが自と他との心理的関係を超えて、行儀作法と同じように社会的意味をもつようになることは、種々の儀式などをみれば明らかである。他方、たとえば洋服の袖(そで)のボタンや襟、靴の飾り紐(ひも)、下着に使われるレース、髪飾りのリボンなどは、もともとそれぞれ固有の用途や目的や機能をもっていたものが、しだいに発生当初の意味を失って転化したものである。また、人体に直接施される飾りであるいれずみも、もとはそれを施した人物の所属集団や階級を表す機能をもっていたものが、同じく転化したものである。
 このように被服の一部が機能性を失うことで装飾に変わったものがある一方、織物や陶磁器の場合のように、偶然もしくはやむをえず他の材質が混入して予期せぬ効果が現れたことに触発され、それ以後意図的に美的様式の形成が図られたものもある。このような例からも明らかなように、現在みることのできる種々の装飾が、機能性の喪失によるものか、あるいは創造的展開の結果であるかの区別も容易ではない。
 装飾は、それがあることによって、対象自体の特徴を強調する作用、形式美を与える作用があるほか、対象自身の動機を発展させ、ときにはそれによって対象が形成されていく場合さえあることは、種々の模様や文様の展開によっても理解されよう。これら装飾における美の原理は、美学でいう美的形式原理と同じく、多様の統一、調和、均斉、比例、対照、リズムの反復などと強く関連する。そしてこれらの装飾形成のプロセスでは、何かを対象の表面に付加するばかりでなく、表層の一部分を取り去ることも行われている。
 また、装飾芸術decorative artということばは、広くは建築物の外部および内面を飾る彫刻(レリーフ)や絵画の類(フレスコ画、モザイク、ステンドグラスなど)をさすが、それより、室内に場所を占める敷物、壁掛け、家具、調度品、食器をはじめ、人体に着ける装身具のような「飾りのための美術」をさし、これはほぼ工芸と同じと考えても誤りではない。しかし、装飾ないし装飾芸術を、建築、絵画、彫刻などと並んで造形芸術(美術)の一つのジャンルとして位置づけるには、概念のあいまいさがあり、他と明確に区別しにくい。[鹿島 享]

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世界大百科事典内の装飾の言及

【絵画】より

…素地としては紙,羊皮紙,牛皮紙,麻布(キャンバス),絹布,板,ガラス等のほか,壁画や襖絵の場合のように,壁,天井,建具などの建築の一部が用いられることがあり,また壺絵,蒔絵,染織等のように工芸品も用いられる。そのためモザイク,ステンド・グラス,タピスリー(壁掛綴織),陶器,家具,什器などの装飾も,広い意味で絵画に属すると考えられることがある。また木版画,銅版画,石版画などの版画,あるいはその応用としての挿絵,ポスターなども,色と形による平面の造形芸術であるかぎり,絵画の一分野と考えられる。…

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