又右衛門新田村(読み)またうえもんしんでんむら

日本歴史地名大系 「又右衛門新田村」の解説

又右衛門新田村
またうえもんしんでんむら

[現在地名]立田村立田 東船頭平ひがしせんどひら

小茂井こもい村の又右衛門が元禄八年(一六九五)に造成した小新田。西と北は船頭平村に接する。「徇行記」によれば、村高九五石余は一円蔵入地。田は四町三反四畝余、畑は三町三反五畝余。「徇行記」は村の由来その他を「此新田ハ元禄八(ママ)亥年小茂井村又右衛門開墾ス、因テ又右衛門新田ト云、今ハ同人子孫断絶シ田尻弥左衛門ト云者控ナリ、小百姓ハカリニテ貧村ナリ、今戸九・口三十六」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android