精選版 日本国語大辞典 「及顔」の意味・読み・例文・類語
および‐がお‥がほ【及顔】
- 〘 名詞 〙 かねての願いがかなって、喜び、得意になっている様子。
- [初出の実例]「かかる世の中の光の出でおはしましたる事を、蔭にいつしかと思ひしも、およびがほにこそ。そぞろにうちゑみ心地よげなるや」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年九月一五日)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...