取ても付かぬ(読み)とってもつかぬ

精選版 日本国語大辞典 「取ても付かぬ」の意味・読み・例文・類語

とっ【取】 ても=付(つ)かぬ[=付(つ)かれず]

① まったく寄せつけようとしない。そっけなくあしらうさまにいう。
浮世草子・男色十寸鏡(1687)上「こちえよれと手をとるに、にじくじとして、とってもつかぬ」
② 何の関連もないさま、思いも及ばないさまにいう。
談義本当世下手談義(1752)一「近年はとっても附ぬ八百屋お七を、我々が噂と」

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