取ても付かぬ(読み)とってもつかぬ

精選版 日本国語大辞典 「取ても付かぬ」の意味・読み・例文・類語

とっ【取】 ても=付(つ)かぬ[=付(つ)かれず]

  1. まったく寄せつけようとしない。そっけなくあしらうさまにいう。
    1. [初出の実例]「こちえよれと手をとるに、にじくじとして、とってもつかぬ」(出典:浮世草子・男色十寸鏡(1687)上)
  2. 何の関連もないさま、思いも及ばないさまにいう。
    1. [初出の実例]「近年はとっても附ぬ八百屋お七を、我々が噂と」(出典:談義本・当世下手談義(1752)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android