取り矧く(読み)トリハク

デジタル大辞泉 「取り矧く」の意味・読み・例文・類語

とり‐は・く【取り×矧く】

[動カ下二]弓に弓弦をとりつける。
「梓弓弦緒つらを―・け引く人は」〈・九九〉

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精選版 日本国語大辞典 「取り矧く」の意味・読み・例文・類語

とり‐は・く【取矧】

  1. 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「はく」は、はめる意 ) 弓に弓弦をとりつける。
    1. [初出の実例]「梓弓弦緒(つらを)取波気(とりハケ)引く人は後の心を知る人そ引く」(出典万葉集(8C後)二・九九)

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