つら

精選版 日本国語大辞典 「つら」の意味・読み・例文・類語

つら

  1. 〘 接尾語 〙 指示代名詞に付いて、程度がほぼそれくらいである、たいしたことないの意を添える。づれ。
    1. [初出の実例]「コレ tçura(ツラ) ノ ミチ ワ ワヅカノ コト ナリ」(出典サントスの御作業の内抜書(1591)一)

つ‐ら

  1. ( 完了の助動詞「つ」に推量の助動詞「らむ」の付いた「つらむ」が「つらう」となり、さらに変化したもの ) =つろう
    1. [初出の実例]「状似━なんとかしつら孔子状に似たぞ」(出典:史記抄(1477)一一)

つら

  1. 〘 名詞 〙 それ以上の意の、魚屋隠語
    1. [初出の実例]「けふは頭(かしら)で『ばんどう』から上(ツラ)だ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む