口が強い(読み)くちがこわい

精選版 日本国語大辞典 「口が強い」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 が 強(こわ)

  1. 口のききかたが威圧的である。口が達者である。
    1. [初出の実例]「女の口のこはひは、りべつのもといと」(出典:虎明本狂言・髭櫓(室町末‐近世初))
  2. くち(口)が強(つよ)い
    1. [初出の実例]「是はむぎどうな、口のこわい馬かな、たった一馬場」(出典:歌舞伎・毛抜(1742))

くち【口】 が 強(つよ)

  1. 馬のくつわが扱いにくい。馬の性質が荒くて扱いにくい。口が強(こわ)い。
    1. [初出の実例]「誠に口のつよい馬じゃに依て、小家の一軒や二軒は引たをさう」(出典:虎寛本狂言・富士松(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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