口早い(読み)くちばやい

精選版 日本国語大辞典 「口早い」の意味・読み・例文・類語

くち‐ばや・い【口早】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]くちばや・し 〘 形容詞ク活用 〙 ものの言いかたが早い。即座にことばが口をついて出るさまをいう。早口である。
    1. [初出の実例]「宰相の君と聞こゆる上らうのよみかけ給ふ〈略〉くちはやしと聞きて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)
    2. 「極めて口早くして、人の一巻を誦する程に、二三部をぞ誦しける」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android