古昆虫学(読み)ここんちゅうがく(その他表記)paleoentomology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古昆虫学」の意味・わかりやすい解説

古昆虫学
ここんちゅうがく
paleoentomology

化石昆虫に関する科学。昆虫の体はキチン質の外骨格に包まれており,内骨格の動物のように多くの化石はみられないが,現在まで約1万 3000種が記載されている。昆虫は翅をもつ有翅亜綱と翅をもたない無翅亜綱に大別され,34目のうち現存するのは 24目で,10目は化石だけですでに絶滅している。後者デボン紀前者はおもに石炭紀以降に現れた。絶滅したおもな目は,古翅上目の巨翅目,古網翅目,原カゲロウ目,疎翅目などで,この上目では現在トンボ目,カゲロウ目が残っているのみである。昆虫化石で有名なものには,開張 60cmぐらいの巨大なトンボに似た原トンボ目の Meganeura monyiがある。

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