古辞(読み)こじ

普及版 字通 「古辞」の読み・字形・画数・意味

【古辞】こじ

楽府中の古い作品。作者未詳のものが多い。古楽府。〔晋書、楽志下〕そ樂の古辭、今存するは、竝びに世街陌の謠謳(えうおう)なり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の古辞の言及

【新楽府】より

楽府とはもともと前漢の武帝時代に設けられた音楽の役所のことで,後にはそこで採集された歌謡そのものを指すようになる。歌詞は本来作者不明のものが多く,六朝時代には〈古辞〉と呼ばれ,替歌もさかんに作られた。なかには題は同じでも曲から離れた純粋の朗読詩も少なくない。…

※「古辞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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