デジタル大辞泉 「古」の意味・読み・例文・類語
いにし‐え〔‐へ〕【▽古】
1 過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。「
2 亡くなった人。故人。
「―の御許しもなかりし事を」〈源・宿木〉
[類語]昔・一昔・過去・以前・
こ【古】[漢字項目]
[学習漢字]2年
 〈コ〉
〈コ〉1 ふるい。ふるびている。「古書・古色・古木/最古・新古」
2 いにしえ。むかし。「古人・古代・古典・古風・古来/往古・懐古・尚古・太古・復古」
 〈ふる(ぶる)〉「古株・古巣/中古」
〈ふる(ぶる)〉「古株・古巣/中古」[名のり]たか・ひさ・ふる
[難読]
 〈コ〉
〈コ〉 〈ふる(ぶる)〉「古株・古巣/中古」
〈ふる(ぶる)〉「古株・古巣/中古」( 1 )「いにしえ」と「むかし(昔)」とは同じ意味にも用いられているが、しかし、基本的にはとらえ方に違いがあるとみられる。「いにしえ」は、「往にし方」の原義が示すように、「時間的」にものをとらえる場合に用いて「今」と連続的にとらえられるのに対して、「むかし」は、そのような「過ぎ去る」という時間的経過の観念が無く、「今」とは対立的に過去をとらえる場合に用いる。
( 2 )語源的には、「過ぎ去った昔」の意で、直接に体験していないはるか以前について使われることが多い。これに対して「むかし」は、奈良・平安時代を通して、直接体験した懐かしく、忘れがたい、近い過去を多く意味した。
( 3 )鎌倉時代以降になると、はるか以前を意味する「むかし」が急増し、「いにしへ」の意味領域を侵していった。
 
 
 
  
 
 
  
 
 (さい)。祝詞などを収める器の形。その器を、聖器としての干で固く守護し、久しくその祈りを機能させようとした。それで先例旧慣の意となり、久古の意となる。〔説文〕三上に字を十口の会意とし、「故なり。~
(さい)。祝詞などを収める器の形。その器を、聖器としての干で固く守護し、久しくその祈りを機能させようとした。それで先例旧慣の意となり、久古の意となる。〔説文〕三上に字を十口の会意とし、「故なり。~ 言を
言を る
る なり」という。〔
なり」という。〔 伝〕には多くの人による伝承の意に解するが、古事をいう。古に攴を加えて、その呪能を害することを故といい、事故・災厄を意味する。卜辞に「王の舌を疾(や)めるは、隹(こ)れ古(こと)(故(ゆゑ))
伝〕には多くの人による伝承の意に解するが、古事をいう。古に攴を加えて、その呪能を害することを故といい、事故・災厄を意味する。卜辞に「王の舌を疾(や)めるは、隹(こ)れ古(こと)(故(ゆゑ)) (あ)るか」と古を故の意に用い、また金文に「古(故)に」のようにいう例がある。故の形義を以ていえば、古が固閉された祝告・盟誓の意であることは疑いがない。〔説文〕に録する古文の字形は、
(あ)るか」と古を故の意に用い、また金文に「古(故)に」のようにいう例がある。故の形義を以ていえば、古が固閉された祝告・盟誓の意であることは疑いがない。〔説文〕に録する古文の字形は、 中におけるその儀礼を示すものであろうと思われる。
中におけるその儀礼を示すものであろうと思われる。 〕に
〕に (か)をこの部に属する。〔詩、魯頌、
(か)をこの部に属する。〔詩、魯頌、 宮〕の「純
宮〕の「純 (じゆんか)」を、金文に「屯
(じゆんか)」を、金文に「屯 」に作り、また「
」に作り、また「 休」などの語がある。
休」などの語がある。 は「瑕玉」の意であるから、古を加えることによって、
は「瑕玉」の意であるから、古を加えることによって、 (さいわい)の義が完成されるわけである。
(さいわい)の義が完成されるわけである。 ▶・古鑑▶・古玩▶・古巌▶・古稀▶・古記▶・古器▶・古誼▶・古義▶・古丘▶・古旧▶・古邱▶・古興▶・古鏡▶・古曲▶・古玉▶・古訓▶・古勁▶・古経▶・古碣▶・古賢▶・古憲▶・古言▶・古
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古・千古・先古・前古・蒼古・尊古・太古・中古・通古・道古・篤古・万古・復古・変古・放古・訪古・覧古出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…【新 規矩男】
【中国】
 中国の印章はきわめて古い時代から現在までひきつづいて使用され,その制度は周辺の諸民族にも受容されている。歴史的には大別して(1)戦国以前の古 (鉩)(こじ),(2)漢代を中心に秦,および魏・晋にいたる漢印,(3)隋・唐以後の印にわかれる。
(鉩)(こじ),(2)漢代を中心に秦,および魏・晋にいたる漢印,(3)隋・唐以後の印にわかれる。
[古 ]
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 古 の最古のものは殷墟から発掘された三つの
の最古のものは殷墟から発掘された三つの で,銅製,平板環鈕,印面に記号のような陽文の文字があるが,この時代の印章がどの程度用いられたかは明らかでない。…
で,銅製,平板環鈕,印面に記号のような陽文の文字があるが,この時代の印章がどの程度用いられたかは明らかでない。…
※「古」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...