只謡(読み)ただうたい

精選版 日本国語大辞典 「只謡」の意味・読み・例文・類語

ただ‐うたい‥うたひ【只謡】

  1. 〘 名詞 〙 猿楽におけるふつうの謡(うたい)小歌(こうた)がかりの謡で、旋律のおもしろさを中心としたもの。節曲舞(ふしくせまい)・曲舞(くせまい)に対していう。ただうた。
    1. [初出の実例]「但、当世小歌節曲舞とて、只うたいのかかりにて」(出典:曲附次第(1423頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android