只謡(読み)ただうたい

精選版 日本国語大辞典 「只謡」の意味・読み・例文・類語

ただ‐うたい ‥うたひ【只謡】

〘名〙 猿楽におけるふつうの謡(うたい)小歌(こうた)がかりの謡で、旋律のおもしろさを中心としたもの。節曲舞(ふしくせまい)・曲舞(くせまい)に対していう。ただうた。
※曲附次第(1423頃)「但、当世小歌節曲舞とて、只うたいのかかりにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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