同職組合(読み)ドウショククミアイ

デジタル大辞泉 「同職組合」の意味・読み・例文・類語

どうしょく‐くみあい〔‐くみあひ〕【同職組合】

同一職業の手工業者が結成した組合。→ツンフト

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「同職組合」の意味・読み・例文・類語

どうしょく‐くみあい‥くみあひ【同職組合】

  1. 〘 名詞 〙 中世ギルドの一形体。同一職業に従事する手工業者が共通の利害と共同意識に支えられて組織した産業別組合。中世ヨーロッパの経済組織の上で大きな役割をもった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の同職組合の言及

【ギルド】より

…ドイツ語ではギルドGilde,ツンフトZunft,インヌングInnung,フランス語ではコンパニオナージュcompagnonnage,イタリア語ではアルテarteとよばれる。日本では,同職組合,同業組合と訳されている。
【ヨーロッパのギルド】
 すでに古代ローマに,コレギウムとよばれる同職団体が存在したが,ギルドのヨーロッパにおける起源は,7~8世紀にさかのぼり,ゲルマン民族に共通の歴史的背景をもっていた。…

※「同職組合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android