日本歴史地名大系 「名嘉地村」の解説 名嘉地村なかちむら 沖縄県:沖縄島南部豊見城市名嘉地村[現在地名]豊見城市名嘉地(なかち)東隣の我那覇(がなふあ)村と併称してガナー・ナカチという。絵図郷村帳には豊見城(とうみぐすく)間切中地(なかち)村とみえるが、琉球国高究帳には記載がない。「琉球国由来記」には同名嘉地村とみえる。久米島具志川(ぐしちやー)間切に同名の仲地村(現久米島町)がある。間切集成図には小禄(うるく)間切との境に我那覇・名嘉地・瀬長(しなが)の三ヵ村が接して描かれ、名嘉地村との間に井が記される。歴代地頭職は康熙四一年(一七〇二)に向氏名嘉地親雲上朝隣がいる(「家譜資料」那覇市史など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by