吐き掛ける(読み)はきかける

精選版 日本国語大辞典 「吐き掛ける」の意味・読み・例文・類語

はき‐か・ける【吐掛】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]はきか・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. つばことばなどを何かに向かってはく。はいてひっかける。はきつける。
    1. [初出の実例]「此度射んとしける矢さきに、唾を吐懸(ハキかけ)て」(出典太平記(14C後)一五)
  3. はこうとする。はき始める。

吐き掛けるの補助注記

の意で、「日本書紀‐天智二年六月(北野本訓)」に、「福信即ち執得に唾(つはきハイカケ)て曰く」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 文語形 実例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む