向井将監(読み)むかい しょうげん

朝日日本歴史人物事典の解説

向井将監

没年:寛永18.10.14(1641.11.16)
生年:天正10(1582)
江戸前期の旗本,幕府の船手頭。は忠勝。関ケ原の戦では水軍を率いて西進したが,決戦には間に合わなかった。大坂の陣でも九鬼守隆,千賀与八郎らと共に大坂湾を押さえ,大坂方の水軍やに進出した大坂勢と合戦におよび,敵船の捕獲,負傷など軍功があった。逐次加増され6000石を領し,将軍徳川秀忠や家光の御座船をたびたび指揮した。寛永9(1632)年伊豆国で安宅船を造ってそれを預かり,翌年6月,家光が座乗して天下丸と名付ける。向井家は代々将監を名乗り船手頭を世襲し,将軍御座船の指揮をとった。この天下丸は財政難から天和2(1682)年に孫の向井将監正盛らによって破却された。

(針谷武志)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

感染症指定医療機関

感染症予防法で規定されている感染症の中で、危険性が高く特別な対応が必要な感染症の患者を治療する医療施設。特定感染症指定医療機関(1・2類感染症および新感染症患者)、第一種感染症指定医療機関(1・2類感...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android