吹き乱る(読み)ふきみだる

精選版 日本国語大辞典 「吹き乱る」の意味・読み・例文・類語

ふき‐みだ・る【吹乱】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 風が強く吹いて乱す。吹き乱す。
    1. [初出の実例]「我がかざす柳の糸を吹乱(ふきみだる)風にか妹が梅の散るらむ」(出典万葉集(8C後)一〇・一八五六)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 風が吹いて乱れる。
    1. [初出の実例]「あまつ風吹みたれぬる春なれば心のどかに花もみるまじ」(出典:義孝集(974頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android