日本大百科全書(ニッポニカ) 「呉振宇」の意味・わかりやすい解説 呉振宇ごしんう / オジヌ(1910―1995) 北朝鮮の軍事指導者。咸鏡南道(かんきょうなんどう/ハムギョンナムド)北青(ほくせい/プクチョン)郡生まれ。1933年ころより金日成抗日遊撃隊に参加したといわれる。解放後帰国して、朝鮮人民軍の有力幹部となり、1954年第三師団長、1958年空軍司令部参謀長、1961年朝鮮労働党中央委員、1968年軍総参謀長と目覚ましい出世コースを突っ走り、1976年崔賢(さいけん/チェヒョン)にかわって人民武力部長となる。金正日世襲後継者化工作をバックアップする最大の軍部実力者として活躍していた。[玉城 素][参照項目] | 金正日 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例