呉服里(読み)くれはのさと

精選版 日本国語大辞典 「呉服里」の意味・読み・例文・類語

くれは‐の‐さと【呉服里】

摂津国古名呉織(くれはとり)が住んでいたところからいう。
※光悦本謡曲・呉服(1556頃)「難波がた、行への浦も名を得たる、呉服の里に着きにけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の呉服里の言及

【池田[市]】より

…【服部 昌之】
[歴史]
 摂津国豊島郡に属し,猪名川および能勢街道が北摂山地を出た谷口に位置し,西国街道にも近い交通の要地にあった。《日本書紀》に呉服里と記された地。《和名抄》に秦上・秦下郷が記されるように,渡来人の居住による開発が早くからみられ,平安後期には,院法華堂領呉服荘が成立,中世後期まで呉服の地名も用いられた。…

※「呉服里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android