精選版 日本国語大辞典 「咳き上る」の意味・読み・例文・類語
せき‐のぼ・る【咳上・急上】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① ( 咳上 ) せき上げる。しゃくり上げる。むせ返る。
- [初出の実例]「とさまかくさまに思ふに、胸のせきのぼる心地して」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蜻蛉)
- ② ( 急上 ) あせる。のぼせ上がる。いらだつ。
- [初出の実例]「すは首尾よしと身をかため、せきのぼる気をおししづめおししづめ」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...