精選版 日本国語大辞典 「咳き吐る」の意味・読み・例文・類語
せき‐たぐ・る【咳吐】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① せきあげる。せきこむ。
- [初出の実例]「おもひを涙にかよはせて、人目を中にはばかりの、せきたぐるこそあはれなれ」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)下)
- ② 怒りが胸にこみあげる。非常に腹が立つ。
- [初出の実例]「座興も過ればむっとして、なぶるか但あなづるかと、心くるくるせきたぐる胸を押へて、ゑへんゑへん」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)上)
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...