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博多小女郎波枕 はかたこじょろうなみまくら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

博多小女郎波枕
はかたこじょろうなみまくら

通称『毛剃 (けぞり) 』。浄瑠璃世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3 (1718) 年大坂竹本座初演。同年大坂西町奉行所で判決のあった事件で,禁制の密貿易に関係した石垣八右衛門らを題材に脚色。京の商人小町屋惣七は博多柳町の遊女小女郎と添いとげるために,海賊毛剃九右衛門の一味に加わり,大金を得たが,親に意見されて小女郎とともに落延びる途中,捕手に囲まれ,自殺する。歌舞伎では上の巻「元船・奥田屋」をたびたび上演。

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デジタル大辞泉の解説

はかたこじょろうなみまくら〔はかたこヂヨラウなみまくら〕【博多小女郎波枕】

浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。海賊毛剃九右衛門(けぞりくえもん)の手下になった京の商人小町屋惣七と、博多の遊女小女郎の情話。通称「毛剃」。

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百科事典マイペディアの解説

博多小女郎波枕【はかたこじょろうなみまくら】

毛剃(けぞり)

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世界大百科事典 第2版の解説

はかたこじょろうなみまくら【博多小女郎波枕】

人形浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。1718年(享保3)11月20日,大坂竹本座初演。京の商人小町屋惣七は,下関から毛剃(けぞり)九右衛門の率いる海賊船に乗り合わせ,密輸の現場を見たため海中に投げこまれるが,運よく助かり博多柳町の奥田屋へ馴染みの遊女小女郎を訪ねる。そこへ大儲けをした毛剃一味も繰りこみ,無事な惣七の姿を見た毛剃は,その運の強さを見こんで仲間に入れようとする。惣七も小女郎身請けの金欲しさに同意する。

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大辞林 第三版の解説

はかたこじょろうなみまくら【博多小女郎波枕】

人形浄瑠璃。世話物。近松門左衛門作。1718年初演。密貿易事件に想を得たもの。京の商人小町屋惣七は、遊女小女郎のために密貿易の首領毛剃九右衛門けぞりくえもんの手下となり、捕らえられて自害し、毛剃一味も追放となる。

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